今の仕事が楽しくないなと感じているあなた。
そろそろ次のステージに進む時期なのかも知れません。
とは言え、「次のステージ」にも、いろいろな種類があります。
同じ会社に所属しながら、ステップアップできる道を探すこともできるでしょう。
あなたが今いる会社が副業OKでしたら、先ずは副業で自分の好きなことを模索してみるのもおすすめです。
既に十分なスキルと環境が整っている場合は、独立するという選択肢もあります。
ただ、今の会社では、もう自分を活かす道を作ることが難しかったり、
副業する時間が取れないほど日々の業務に追われてしまう仕事だったり、
そもそも副業がNGな会社だったり、
いきなり独立するほどのスキルも環境も無かったり…
そうした場合は、転職も視野に入れて活動してみると良いでしょう。
中国語を活かした仕事を見つけたいな。
今度こそ長く働ける会社を見つけたい。
私に合う仕事ってどんな仕事だろう。
面接までに、どんな準備をしておくべきかな。
転職を成功させるために最も重要なことは、ずばり事前準備です。
今回は、中国語を活かした理想の仕事に就くために必要な準備についてお話したいと思います。
転職したい理由を明確にする

第一ステップとして、先ずはなぜ転職するのか、その理由を明確にしておくことが重要です。
転職を考えているということは、今の仕事や会社に何らかの不満があるからだと思います。
現職の不満例
・業務内容に見合った給料ではないから。
・キャリア及びスキルに見合ったポジションではないから。
・残業が多過ぎる。
・土日祝日が休みではない。
・上司や同僚、職場の人間関係がしんどい。
・経営者の考え方や社風が自分には合わない。
・中国語を使わない仕事だから。
・海外事業が無くなり、国内向けのみになったから。
・将来性がない仕事だから。
・学ぶものが無くなったから。
よくある不満としては、上記のようなものがあげられるでしょうか。
全ての不満をクリアした仕事を見つけるのは難易度が高いかも知れませんが、少なくともあなたにとって致命的な問題は何かということをあなた自身が把握しておく必要があります。
致命的な問題は何かを理解せずに何となく転職してしまった場合、次の仕事でも同じ問題が起こる可能性があるからです。
取り合えず辞めたいからといって運良く転職できたとしても、「あれ!?また同じ状況に陥っている!」となったら、本末転倒です。転職は目的ではなく、あくまで手段。転職をして、何を改善したいのか、何を叶えたいのか、あなたが求めている「本質」の部分について考えてみましょう。
転職サイトで情報収集

どんな仕事をしたいのか、どんな会社で働きたいのか、まだあなたに具体的なイメージが無い場合は、転職サイトで情報収集する所から始めましょう。
現在募集されている仕事にはどのようなものがあるか、先ずは市場のニーズからチェックしてみます。
そして、気になるポジションがあった場合、求められているスキルや経験が自分に当てはまるかどうかも見ていきましょう。
転職するにあたり、時間的にまだ余裕があるのであれば、ある程度の時間をかけて情報収集してみた方が良いと思います。
時間をかけることによって、おかしな会社を事前に発見することもできます。
どうしても急いで転職しなければならないという状況でない限り、ゆっくりじっくり情報収集をしてみましょう。
そして、気になる会社があれば応募し、面接に行けるようであればどんどん面接にもチャレンジしてみましょう。
面接は「慣れ」も重要です。
長期間に渡り、常に募集している仕事があったら要注意です。
常に退職者が出ている会社かも知れません。
うっかりブラック企業に入社してしまったら大変ですよね!
気になる会社を徹底解析

転職サイトで気になる会社を見つけたら、その会社について徹底的に調べます。
先ずは、会社の公式ホームページを隅々までチェックしましょう。
チェックする時は、以下のポイントを重点的に見ていくと良いでしょう。
企業ホームページのチェックポイント
・経営方針や企業理念、社長挨拶から、企業のビジョンを読み取り、自分が求めているものと一致しているかをチェック。
・社員の声、社員の働いている写真、ブログ等から、社内の雰囲気をチェック。
・ニュースリリースから、現在力を入れていること、経営戦略をチェック。
・商品、サービスページの内容をチェックし、何をどんな顧客に販売している会社なのか、今後の可能性をじっくり考える。
・上場企業であればIR資料をチェックし、経営状況を確認。
その他、FacebookやInstagram、Twitter等SNSを活用している会社でしたら、SNSもチェックしておきたいところです。
最近はNoteやYouTubeを使っている会社もありますから、そうしたツールを使い、どのようなことをどのように発信しているのかも見ておきましょう。
インターネットで検索し、出てくる情報は全て目を通しておくくらいの意気込みで企業研究をすることをおススメします。
業界分析をする

気になる会社の業界についても、忘れずに調査しましょう。
近年は、ビジネス環境の変化のスピードが非常に速いです。
場合によっては業界ごと消えてしまう可能性のある所もあるくらいです。
せっかく良い会社を見つけて転職したのに、業界自体が衰退していってしまったら、会社が存続出来なくなることもありますし、そこまでいかなくてもお給料が上がらない事態になることは大いにあり得ます。
業界分析のポイントは以下の通りです。
業界分析のポイント
・インターネットで、業界の動向について書かれた記事やニュースをチェック。
・その業界で上場している企業がある場合は、その企業のIR情報から業界動向を読み解く。
・気になる企業の業界における立ち位置をチェック。
・気になる企業の競合を調べ、どのような違いがあるかをチェック。
・業界誌や書籍をチェックし、より深い内容を理解する。
・業界全体の課題や将来性について、じっくり研究する。
衰退産業だからと言って、絶対にダメだということはありません。
どうしてもやりたい仕事だと思えるのであれば、衰退産業であってもチャレンジしてみた方が良いと思っています。だって、人生一度きりですからね。
とは言え、入社してから「え?!こんなはずじゃなかったのに」と後悔しないように、事前に調べられることは全て調べた上で、どうしたいのかを冷静に判断することが、転職の成功に繋がります。
応募する会社向けに履歴書・職務経歴書を更新する

複数社に応募する場合でも、全く同じ履歴書や職務経歴書を使いまわす人がいますが、それは非常にもったいないのでやめましょう。
例え、同じ業界の同じポジションであったとしても、会社によってカラーは異なりますし、求められている人物像も異なるケースが多いです。
応募したい会社を見つけたら、その会社の求めている人物像を描きながら、履歴書に記載する自己PRや志望動機、職務経歴書の記載内容を見直し、手直ししましょう。
中国語での面接準備

書類審査を見事クリアし、いよいよ面接に進めるようになったら、日本語だけでなく、中国語でも流暢に受け答えができるように、入念に準備をしておきましょう。
面接の際に中国語の試験を行うことを事前に連絡してくれる会社もありますが、事前の情報は特になかったのに、面接でいきなり中国語のレベルチェックを行われるケースもあります。
中国人の面接官が出てきて中国語での面接が始まっても困らないように、自己紹介、簡単な職務経歴、志望動機等基本的な内容は、中国語でも自信をもって答えられるように用意しておくと良いでしょう。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
自己分析から企業&業界研究、中国語での面接準備まで、調べたり考えることがたくさんありますね。
転職は多くのエネルギーと時間を費やすので大変ですが、転職を成功させるためには事前準備は避けて通れません。
転職活動を機に、新たな自分に出会うこともありますので、大変な事前準備も楽しみながら頑張っていきましょう!
あなたの能力が存分に発揮でき、心から楽しめる、そんな素敵な仕事が見つかりますように。